前のページにもどる

湯の丸山2101m
八方尾根スキー場で靱帯を損傷してから約1ヶ月が過ぎた。今年は早くから雪が積って、長い期間テレマークスキーを楽しめると思っていたが、ケガの都合で年末の槍ヶ岳山行が中止となり、計画も大幅に狂ってしまった。

ギブスを外してから毎日温泉治療に励んだが、細くなってしまった足と膝の具合からして、1時間ほどで登れる湯の丸山でバックカントリーに復帰することにする。
靴が原因で怪我したんじゃないかと思い、新しいテレブーツも新調してみたが、ヒンジ付きのサポートをしないと怖くて滑れないので、どの程度滑れるか半信半疑である。


  11回数券を購入してリフトトップへ移動。だんだん人が増えて7人分になった。が、1回券を買って乗るより220円以上も安い。

バックカントリー初心者は、経験豊富な山岳会のお姉さんに任せて、自分はボリさんとノロノロ歩く。僕は膝で、ボリさんは心臓。どっちも無理できないので、滑る場所を説明しながらスノーシュー組を追いかける。

今日に限って細板のシールを持ってきてしまった。ちょっとでも傾けるとズルズル滑って後退してしまい、さらにスノーシューの跡が登りにくさを増す。何とか途中まで頑張ったが、ツボ足のほうが速そうだったので、板を背負って南峰にやってきた。

 

  烏帽子岳の雪屁が大きく張り出していて、まるで2月のような景色である。
1ヶ月も家の中でゴロゴロしていたので、体が訛ってしまい寒さもつらい。岩陰で風をしのいでいたが、あまりにも寒かったので、ボリさんの準備が出来次第、狙っていた斜面に突入する。

同僚とその友人はバックカントリー初心者だったけど、飛び系フリーライダーなので滑りは完璧である。
今シーズン初の山滑りだが、たった2週間のギブス生活で左足の自由を奪われてしまった。まったく力が入らず、ちゃんと滑ろうとしても、あっさり転ぶ。ちょっと悲しかったが、しっかり筋力トレーニングをすれば、今までのように滑れる気がしてきた。

 

  藪を抜け、旧鹿沢スキー場にやってきた。しかし、ブッシュが多くて回避が難しい。来年あたりになると木が大きく育って、思うようにターンが出来なるかもしれない。

次回からは途中でトラバースしたほうが得策だと思うが、あと1mも積ればフラットな斜面になりそうだ。

 

ゲレンデ(10:55)〜北峰(12:36)〜鹿沢温泉(13:53)

2005年12月30日

「この地図の作成に当たっては、国土地理院長の承認を得て、同院発行の数値地図50000(地図画像)及び数値地図50mメッシュ(標高)を使用したものである。(承認番号 平15総使、第244号)」


登山をされる方へ

日帰りで帰ってこれる山登りが中心となっています。
山に登られる方は地元の警察や登山地図を参考に登山計画を立ててください。なお、このサイトはあくまで私が見た現地の様子なので、参考程度に御覧下さい。