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槍ヶ岳3180m
「槍ガ岳」この山名を知らない人は数少ないと思う。槍ガ岳は日本の標高第5位に鎮座し、穂先から四方に伸びる尾根を持つ独特の形をした山で、登山者の憧れの山でもある。表銀座コースは中房温泉から入山し、燕岳、大天井岳、西岳を経由して槍ヶ岳に至るコースで、縦走路から見渡せる北アルプス展望はとても良い。

中房温泉から合戦小屋まで第一ベンチ、第二ベンチ、第三ベンチ、富士見ベンチと適度にベンチが設置されている。約3時間の急登が終わると合戦小屋が見てくる。ここの名物はスイカ。北アルプスでもスイカの販売をしている場所はここだけになったようだ。

合戦小屋を過ぎると大天井岳に続く縦走路が見え、まだまだ遠い道のりを痛感する。余裕があれば荷物を置いて燕岳をピストンするのも良いだろう。

燕山荘から砂礫の稜線を進むと「大下り」に到着する。標高差約100mほどの下り。登りかえすのも大変そうだ。

鎖場とハシゴを通過して鞍部に到着するとルートを開拓した小林喜作のレリーフが岩に埋め込まれている。

鞍部から岩礫帯に変わり、大天荘と大天井ヒュッテの分岐から約40分ほどで第1日目の幕営地に到着する。

大天荘で水を十分に補給して槍ヶ岳を目指す。夜半から降り続く雨は、それほど強い雨ではないが、この時期に降る雨は冷たい。大天井ヒュッテを通過してヒュッテ西岳まで淡々とした登山道が続く。

ヒュッテ西岳でジュースを購入して外で休憩していると、猿がキィーキィー騒ぎながら移動してた。あの群れが槍ヶ岳に登る猿の集団なのか?ちょっとビックリしてしまった。

 

 

長い下りのハシゴや鎖場を通過すると水股乗越の指導標がある。水股乗越を通過すると地震で崩壊したと聞かされているハシゴが待っている。ワイヤーロープを張り巡らされたハシゴは鞍部でも気が抜けない。鞍部からヤセ尾根を通過して長い木のハシゴを登り終えるまで慎重に行動した。

ペンキに書かれた数字が現れたらヒュッテ大槍も近い。激しく降り続く雨の中、ヒュッテ大槍で登山者と情報交換してから出発する。槍岳山荘まであと50分。槍岳山荘は建替工事の為か重機が忙しそうに動いている。食堂でテントの受け付けを済ませ、激しく揺れるテントで1日の行動が終わった。

テント泊の朝は忙しい。朝食を作りながら大槍に登る準備をする。

山荘の前で御来光をを拝み大槍に取り付く。ペンキの指示どおりに進み、鎖場、ハシゴをたどれば簡単に山頂に立つことができる。

山頂から改修中の槍岳山荘を見ると意外と大きい。

槍ヶ岳から上高地まで約22km。休憩ポイントとなる場所が多くて 沢の冷たい水で火照った体を癒す。
横尾、徳沢を通過すると、次第に観光客が多くなり、明神付近で登山者よりも観光客が多くなる。

第1日目
中房温泉(5:00)〜合戦小屋〜燕山荘(9:30-10:00)〜大天荘(12:10)

第2日目
大天荘(7:00)〜西岳ヒュッテ〜ヒュッテ大槍(14:00-14:30)〜槍岳山荘(15:00)

第3日目
テント場(5:30)〜大槍(6:05)〜テント場(7:00)〜上高地(15:00)

2001年9月7〜9日

「この地図の作成に当たっては、国土地理院長の承認を得て、同院発行の数値地図50000(地図画像)及び数値地図50mメッシュ(標高)を使用したものである。(承認番号 平15総使、第244号)」


登山をされる方へ

日帰りで帰ってこれる山登りが中心となっています。
山に登られる方は地元の警察や登山地図を参考に登山計画を立ててください。なお、このサイトはあくまで私が見た現地の様子なので、参考程度に御覧下さい。