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独鈷山1266m
上田市の南側に位置する独鈷山。その昔、弘法大使空海が山頂に独鈷杵(仏前で使う道具)を埋めた事から独鈷山と呼ばれるようになった山である。この付近の塩田平は「信州の鎌倉」と呼ばれるほど数多くの文化財が残され、農業用の溜池が数多く存在する。雨が少ない地域に作られた溜池は200前後。時代の流れで減少したが、現在でも農業用の溜池として数多く存在する。一般的な登山ルートとして前山登山口、沢山登山口の2つのルートがある。前山登山口は急登が続く険しい道。沢山登山口はファミリー向けとなっている。

中禅寺の西側、約150mの場所から独鈷山に通じる山道を進み300m登った場所に虚空蔵堂が見える。この周辺で車を置けそうな場所を探して駐車する。

塩田平の山々は松茸山として有名な場所で、登山口から5分も歩けば椎茸を栽培する光景が見れる。農業用の黒いシートで覆われた先には、菌を埋め込んだ木が沢山並んでいる。もちろん椎茸を栽培してるが、黒いシートの先には椎茸とは限らない。塩田平の気候を生かして朝鮮人参の栽培をしている農家もたくさん見られ、うかつに覗き込むと泥棒と間違われるので注意が必要である。

登山道には「山頂まで100分」と表示され、90分、80分と10分間隔に標識が設置されてある。不動滝を越えたころから傾斜がきつくなる。自然石の石塔を超えると急登となる。

急な登りが終り稜線から独鈷山に向かって進む。軽快に歩ける稜線は気持ちが良い。

大きな岩を左に巻いて、稜線に出た場所の岩を左に進むと沢山湖方面、塩田平が一望できる。ロープに頼りながら稜線に戻り、小さなピークを越えると山頂も近い。

コース脇に設置されてある標識より20分ほど早く山頂に登ることが出来た。展望が良い山頂から美ヶ原高原のアンテナ、塩田平が良く見る。それほど広くない山頂に祠と1266と書かれた三角点がある。


約1時間40分 (前山登山口〜山頂)

2001年5月19日

「この地図の作成に当たっては、国土地理院長の承認を得て、同院発行の数値地図50000(地図画像)及び数値地図50mメッシュ(標高)を使用したものである。(承認番号 平15総使、第244号)」


登山をされる方へ

日帰りで帰ってこれる山登りが中心となっています。
山に登られる方は地元の警察や登山地図を参考に登山計画を立ててください。なお、このサイトはあくまで私が見た現地の様子なので、参考程度に御覧下さい。