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白馬岳2932m
ちょっと遅刻気味に猿倉にやってくると、道路まで車があふれていた。駐車場には相当な数の車が停めてあると思いきや、荷揚げ用のヘリが半分以上占領してて、大迷惑な事になっている。

金山沢の出合いから大雪渓に降りて一休み。
白馬尻あたりの積雪も多そうで、見た感じでは小屋の除雪も遅れているように見える。


昨日の疲労が残り、気温の上昇と共に体力も奪われ、汗がダラダラと流れ落ちる。ペースも落ちてギブアップ寸前だったが、まだ時間も早いし、誰も滑ってこない。ここで諦めるわけにはいかないので、何とか誤魔化しながら歩き続ける。

だんだん傾斜が増してきたので、シールからアイゼンに切り替えて小雪渓を目指す。いつもだったら物凄い勢いで石が転がってくるけど、雪が柔らかいせいか、すぐに止まってしまう。


今年は白馬山荘の下まで雪が繋がっており、頂上小屋をパスして山荘の裏に荷物をデポする。

山荘の前にはスキーヤーが数えるほどしかおらず、登っていった人達は何処へ消えてしまったのだろうか?ほとんどの人達が山岳会系の山スキーだと思うが、大雪渓を滑ってくる人達は、かなり上手だった。


今日は減量も兼ねて登っているので、完全なシャリバテ状態となってしまい、あと少しが物凄く遠く感じる。久々のバテバテモードだが、頂上の方位盤が見えてからは、急に元気になって気分的にも嬉しい。

山頂でのんびりしてると、どこかで雷鳥の鳴き声が聞こえる。ちょっとだけウロウロしてみたが、ここの雷鳥は逃げ足も速いので、見える範囲からさっさと消えたらしい。


デポ地点に戻り、雪の状態を確かめながら滑り出す。しかし、息が上がってしまい長い距離を滑れない。快適なザラメで滑りやすいけど、既に足が終わってしまっているので、心も体もフラフラだ。

白馬尻までやってくるとダラダラ滑るようになってしまうので、白馬尻から斜面をトラバースしながら林道をショートカットする。あまりにも板が滑らないので、金山沢の出合いまで滑ったほうが速かったかもしれない。


猿倉(7:13)〜白馬尻(8:24)〜頂上宿舎(12:00)〜山頂(13:00)〜猿倉(14:35)

2006年5月21日

「この地図の作成に当たっては、国土地理院長の承認を得て、同院発行の数値地図50000(地図画像)及び数値地図50mメッシュ(標高)を使用したものである。(承認番号 平15総使、第244号)」


登山をされる方へ

日帰りで帰ってこれる山登りが中心となっています。
山に登られる方は地元の警察や登山地図を参考に登山計画を立ててください。なお、このサイトはあくまで私が見た現地の様子なので、参考程度に御覧下さい。