前のページにもどる

白馬岳2932m
上司や親戚の叔母さんに白馬岳に登ったことがあると聞かされていた。年齢から推測すると今から40年ぐらい前だろうか?当時はバスや列車を乗り継いで木崎湖?の畔でキャンプをしてから白馬岳に登ったそうだ。
当時の写真があるかと尋ねると1枚あたりの単価が高くて、撮ったか撮らなかったのか?山頂に行ったかどうか?記憶もあやふやである。
ピッケルを改造するのが流行だったようで、鍛冶屋に持ち込んで石突きを修正したり、使いやすいように柄の部分を切断して使ったそうだ。

夜明けに合わせて猿倉の駐車場に到着した。今回は仲間と一緒に行動するつもりだったが、メンバーの1人が寝坊した為、「早くこい」とメールを打って出発した。

本日1番乗りで白馬尻小屋に到着した。先日の土石流で大変なことになった小屋は、元通りになって綺麗だったが、雪渓には土石流の跡が生々しく残っていた。


落石の音に反応しながら大雪渓を歩いていく。今回は10本以上のアイゼンを持ってくるよう指示したので、雪渓を歩き慣れてない人でも滑らず歩ける。安全な場所を確保して、良い被写体が無いかと探すも、天気が悪いのでイマイチだ。

小雪渓に取り付いて、しばらくすると避難小屋が現れた。塗装の匂いがキツイが、いたって快適そうである。天候が悪かったり、体調不良で休憩するには具合が良さそうだ。


村営白馬岳頂上宿舎が見えてた。歩き始めて何時間が過ぎたんだろうか?頂上が近づくにつれてカメラを取り出す時間も多くなり、全然進まなくなってしまった。ダラダラ動いているので疲労も倍増。テントの受付を済ませ、美味しそうなケーキを見ながら山荘裏のテント場でロープワークの練習を始めた。
 

「焼肉セットを持ってくるので1食分の食料は持ってこないで下さい」と指令が下されていた。ビールや肉を大量に持ってきたマッケンに感謝する。


明日は天気がイマイチだと予測していたが、良い方向に向かっているらしい。白馬山荘の端っこで荷揚げのヘリを見ていると、唐松岳方面にも飛んでるようだ。
これだけ人が多いと雷鳥に出会えるチャンスは限りなくゼロに近い。コマクサはニンジンみたいだし、とっても微妙な時期である。

日没の時間まで、あと1時間ぐらいだろうか?山荘に宿泊してる人達は食事の時間になったので帰ってしまった。綺麗な雲海が現れ、貸切となった頂上で、あっちこっちと何だか忙しい。陽が落ち始めると強い風の影響で体感温度も下がってきた。カッパだけでは寒い。

素晴らしい夕日を見ながら夜景モードに突入した。今日の星空はイマイチだが、白馬村の明かりは見えている。明日は天気が悪いと早々に寝込んでしまったが、ラジオから聞こえてくる阪神タイガースは今日も強い。
翌日は天気が崩れると予想していたが、ほとんど雨が降らない状態で下山できた。


第1日目
駐車場(4:41)〜猿倉山荘(4:48)〜白馬尻小屋(5:47)〜避難小屋(9:28)〜村営白馬岳頂上宿舎(10:41-14:42)〜白馬岳山頂(16:37-19:02)〜テント場(19:40)

第2日目
村営白馬岳頂上宿舎(7:24)〜白馬尻小屋(10:30)〜駐車場(11:31)

2003年7月12〜13日

「この地図の作成に当たっては、国土地理院長の承認を得て、同院発行の数値地図50000(地図画像)及び数値地図50mメッシュ(標高)を使用したものである。(承認番号 平15総使、第244号)」


登山をされる方へ

日帰りで帰ってこれる山登りが中心となっています。
山に登られる方は地元の警察や登山地図を参考に登山計画を立ててください。なお、このサイトはあくまで私が見た現地の様子なので、参考程度に御覧下さい。