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飯岳2160m
その昔、しっかりした登山道があったと聞いていたが、現在では地元の有志がときどき整備する程度で、熊笹に覆われた登山道が徐々に消えかかっている。そんな御飯岳だが、ここの歴史を調べてみると色々あったようだ。

上信スカイラインから標識に従って5kmほど進むと毛無峠がある。昭和46年まで存在した日本第3位の小串鉱山は、今でも毛無峠を中心に鉱山の残骸が残されている。

毛無峠から10分ほど登ると毛無山に到着する。ここから破風岳や小串鉱山跡の展望が素晴らしく、毛無峠から近いので多くの人が訪れるようだ。

毛無山から御飯岳方面に続く登山道は、熊笹に覆われハッキリ見えない。肩までありそうな熊笹も踏跡がしっかりしてて歩きやすい。

熊笹に覆われた場所でも熊笹を払いよけると登山道がある。場所の確認と地形を憶えてから先に進む。

熊笹が終わり樹林帯になると快適な登山道が待っていた。

山頂付近に四阿山から縦走してきた記念の看板が残されていた。標識が無いので、これを見るだけでも安心できる。

山頂から展望も悪く、木の隙間から覗き込むような感じで志賀高原の山々が見える。御飯岳は三角点と小さな標識だけの寂しい山だが、昔の歴史を思い出すと悲しい場所である。

毛無峠(10:05)〜毛無山(10:20)〜御飯岳(11:29)〜毛無峠(12:40)

2002年8月3日

「この地図の作成に当たっては、国土地理院長の承認を得て、同院発行の数値地図50000(地図画像)及び数値地図50mメッシュ(標高)を使用したものである。(承認番号 平15総使、第244号)」


登山をされる方へ

日帰りで帰ってこれる山登りが中心となっています。
山に登られる方は地元の警察や登山地図を参考に登山計画を立ててください。なお、このサイトはあくまで私が見た現地の様子なので、参考程度に御覧下さい。