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奥穂高岳3190m
お盆休みは毎日のように雨が降り、なかなか縦走する気になれない。高天原温泉も中止になり、いよいよ休みが終わりに近づいてきた。日帰りで前穂に登るプランもあったけど、マッケンさんから奥穂経由で前穂に縦走して、その日のうちに上高地に下山できるとメールで誘ってきた。

沢渡でタクシーに乗り込み、バスターミナルへやってきた。山で事故を起こさない為の縁起担ぎだが、シーズン真っ盛りなのでメーターストップしてくれない。新しいトンネルをノンストップで通過でき、なおかつ観光バスの規制も行っているので、トンネルの空気も綺麗に感じる。

今日は、ちょっと忙しいので、早歩き&走って、明神に到着。いつもなら大休止して、のんびりする場所だが、先が長いので休まず徳沢へ歩き出した。早歩きだったり、走ったり、なるべく体力を使わないように進むが、ダラダラとした道のりが長く感じる。

徳沢でソフトクリームを食べる予定だったけど、朝飯を食べてる人達の前でペロペロやるのも変なので、一服してから横尾に出発。横尾でアイスコーヒーを飲み、まったりしてたら、今までのペースが遅くてマッケン様がイライラしている。


ペースを落とさず涸沢の手前までやってきた。前半のハイペースがたたってバテぎみである。

涸沢ヒュッテでアイスクリームと缶コーヒーを手に入れ、今度こそ大休止。
以前、涸沢へやってきた時は、真っ暗で周囲の状況が分からなかったけど、テントが多くてカラフルだ。


予定では、13時までに奥穂の山頂へ行かないと最終バスに乗れない可能性がある。淡々と進みたいところだが、マッケン様が花の撮影に熱中してて、止まってばっかし。しばらくすると遭難者を吊り上げたヘリがやってきた。


奥穂山荘でポカリスエットを調達して、さっさと通過するつもりが、マッケン様が小屋の特性ラーメンを食べている。このまま山荘に泊まる気か?
ここのラーメンは、注文してから3分以内に登場するようで、せっかくなので注文してみた。
味は普通だけど、マッケン様はカップヌードルを2個食べたほうが良かったと嘆いている。僕としては塩分補給が出来たので良しとしよう。

山頂からの展望が素晴らしいと聞いていたが、残念ながら真っ白で何も見えない。ついでに雨まで降ってきた。ちょっとだけ晴れないかと粘っていたが、だんだんと岩が濡れてきて不安になる。

30分ほど粘っていたら奇跡的に天候が回復して素晴らしい景色が広がる。槍は見えなかったけど、それなりに満足して吊尾根を下り始めた。


紀美子平にザックを置いて前穂に登るつもりが、登ってしまうと最終バスに間に合わなくなる。今日はガスってるし、また機会に登るとして、ゴロっとなってしばし休憩。明神岳を眺めながら、いつか登ってみたいとルートを研究する。

これから先、地図によると急激に高度を落とすようだが、先が読めないだけにペース配分が分からない。なるべく膝に負担が掛からないよう下ってると岳沢ヒュッテのキャンプ場が見えてきた。

岳沢ヒュッテから河童橋まで、もう目と鼻の先である。マッケンさんが僕の為に生ビールを飲むようにと差し出してくれたが、一口だけ飲ませて奪い取った。鬼のような人だ。


河童橋(5:35)〜明神(6:07)〜徳沢(6:49)〜横尾(7:40)〜涸沢ヒュッテ(9:55)〜奥穂山荘(12:30)〜奥穂高岳(13:24)〜紀美子平(14:55)〜岳沢ヒュッテ(16:13)〜河童橋(17:35)

2005年8月16日

「この地図の作成に当たっては、国土地理院長の承認を得て、同院発行の数値地図50000(地図画像)及び数値地図50mメッシュ(標高)を使用したものである。(承認番号 平15総使、第244号)」


登山をされる方へ

日帰りで帰ってこれる山登りが中心となっています。
山に登られる方は地元の警察や登山地図を参考に登山計画を立ててください。なお、このサイトはあくまで私が見た現地の様子なので、参考程度に御覧下さい。