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七倉岳2509m
マッケンに「明日の4時に迎えに行く」とメールしておいたのに、自宅の前でモーニングコールをしても反応が無い。セブンとRAV4があるので、きっと爆睡中だろう。
しばらく待ってるとメールが送られてきた。佐久で遊んでて帰れないらしい…

昨日はスターウォーズを見てたので寝不足である。天気も悪そうだし、道の駅で2時間ほど仮眠してから七倉山荘へやってきた。
コースタイムで6時間となっているが、今から出発すると何時に到着するんだろうか?極力荷物を軽くして、トレールラン用の軽い靴で歩けば、ちょっとぐらい短縮できるかもしれない。スキーの時は下山の時間や体力なんて考える必要は無かったけど、歩くとなると、それなりに大変だ。

タクシーの運転手がタイミングよく出てきた。きっと乗るもんだと思っているはずだ。声を掛けられる前にゲートを通過して、さっさと山へと消える。


自分なりにハイペースを保って「高瀬川第5線 NO.22」までやってきた。ちょっと飛ばしすぎてヘロヘロになったが、だいぶ高度を稼いだつもりだ。
地図とGPSで現在地を確認すると、何とまだ標高1500mである。GPSの不具合かとおもったが、やっぱりまだ1000mほど登らなければならない。あれだけ急登が続いたので2000mを越えたかと思っていたのに残念。赤布には10分の9と書いてあるので、まだまだ先は長そうだ。


唐沢のぞき、岩小屋、鼻付き八丁を越えると展望が開けて北アルプスらしい景色となり、天狗の庭に到着した。高瀬ダムの上空に雲海が広がり、遠くに槍ヶ岳も見える。湧き上がってくる雲との競争になりそうだが、山頂に到着するまで何とか晴れててほしい。

船窪小屋に近づくにつれて蓮華岳や針ノ木岳も見えて来た。平坦な稜線歩きは、写真を撮ったりしながらのんびり進めるので楽しい。


小屋まで2分ほどの場所で蛇が現れた。北アルプスで蛇を見るのは初めてではないが、丸々太っていたので何を食べてるのか不思議である。ストックで突付く前に逃げられてしまったので、たぶん青大将だと思うが、4mほど離れた場所に雷鳥の親子もいたので、その後が心配だ。

 

やっとこ船窪小屋に到着。小屋の主人は、北葛岳周辺の登山道の修復に出かけてるらしく、小屋番をしてたお姉さんがお茶を入れてくれた。
船窪小屋は、裏銀座の眺めが素晴らしく、静かでとっても良い場所だ。ここまでやってくるのは大変だけど、また秋に訪れてみたい気もする。
 

天気が良ければ、七倉岳から針ノ木や蓮華岳、立山方面の眺めが良さそうだ。誰もやってこないので、山頂で昼寝しながらのんびりしたいが、そろそろ戻らないと雨が降ってきそうだ。なるべく急ぎ足で下山するが、駐車場まであと30分の場所で雨が降ってきた。カッパを着るほどじゃないけど、ザックカーバーを取り付けて再び歩き出した。


七倉山荘(7:37)〜唐沢のぞき(8:40)〜天狗の庭(10:36)〜船窪小屋(11:23)〜七倉岳(11:59)〜天狗の庭(12:58)〜七倉山荘(14:30)

2005年7月9日

「この地図の作成に当たっては、国土地理院長の承認を得て、同院発行の数値地図50000(地図画像)及び数値地図50mメッシュ(標高)を使用したものである。(承認番号 平15総使、第244号)」


登山をされる方へ

日帰りで帰ってこれる山登りが中心となっています。
山に登られる方は地元の警察や登山地図を参考に登山計画を立ててください。なお、このサイトはあくまで私が見た現地の様子なので、参考程度に御覧下さい。