万座亭でのぼせるまでまで温泉に入り、フラフラになりながらロビーでコーヒーを頂く。パンフレットを読みながら万座温泉ガイドを見てたら、熊四郎山なる怪しげな場所があった。コンクリートで固められた遊歩道が山頂付近まで続いているようで、湯畑の散策ついでに登ってみる。
熊四郎洞窟までやってくると、その由来が書かれてあった。
「熊四郎」という名は、ある狩人がここに野宿し、その晩、熊、白という2匹の愛犬に危険なところを救われたのでついた。
また一説には万座の麓にある門貝の狩人熊四郎がこの温泉を発見したために、付近一帯を熊四郎山と呼ぶようになったとも伝えられています。
岩質は石英粗面石とみられ、洞窟内部の成因は自然石で、硫黄分を侵出する酸性の水分にむしばまれ、剥がれすい岩壁が崩れて長い年月の間に形成したと考えられます。
この近くの地域で石器時代の遺物が発見されていることから、この洞窟を先史時代の人々が利用していたのではないかと考えられ、荻原進氏より発掘調査が行われました。その結果、嬬恋村には数少ない弥生式土器が発見され、万座温泉が先史時代からのものであったことを証明する遺跡であるとされています。嬬恋村教育委員会
|