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餓鬼岳2647m
餓鬼岳周辺の山々は、北アルプスの中でも昔のままの姿を残し、静かな山歩きが楽しめる場所である。餓鬼岳に登るルートは中房温泉と白沢からのルートがあるが、どちらも6時間以上かかるので日帰り登山は厳しい。

登山口となる白沢登山口には10台程度駐車できるスペースがある。ここから餓鬼岳まで約6時間。今日は長い1日になりそうだ。

沢沿いを歩く為に、たくさんの橋がある。橋には「定員2、3名」と書かれているので、指示に従って渡ったほうが無難かもしれない。紅葉の滝を過ぎると鎖やハシゴがある。ちょっとした渓谷で見応え十分な場所だ。しばらくすると魚止ノ滝が現れた。

最終水場に到着した。ここで水を補給して急登に備える。標識には「餓鬼岳4:30」と書かれ、気が遠くなる。ここから大凪山まで急登となり、コース中で一番厳しい場所である。

大凪山を過ぎると百曲りまで歩きやすい平坦な登山道となる。

百曲りの始まりは、木に打ち付けた小さな標識で確認した。ここには雪渓も残っており冷たい水を補給できる。ここを登りきると餓鬼岳小屋に到着する。

昔ながらの小屋は素朴な感じで薪の匂いが心地よい。小屋の従業員が窓から「お泊りですか?」と声を掛けてきて、会話が続かない会話をしてしまった。

小屋の裏から餓鬼岳山頂に続く登山道が見える。頂上まで3分ぐらい。小さな石に囲まれたコマクサが山頂付近や小屋周辺にある。

山頂の祠は風雪から守るように石で囲まれ自然の厳しさを感じる。ここは風の強い場所だが、天気が良ければ裏銀座の眺めが良いと聞いている。

白沢三股(6:00)〜紅葉の滝(6:46)〜魚止の滝(7:13)〜最終水場(7:45)〜大凪山(9:37)〜百曲り(10:54)〜餓鬼小屋(11:57)〜餓鬼岳(12:03-12:31)〜白沢三股(16:21)

2002年7月7日



「この地図の作成に当たっては、国土地理院長の承認を得て、同院発行の数値地図50000(地図画像)及び数値地図50mメッシュ(標高)を使用したものである。(承認番号 平15総使、第244号)」


登山をされる方へ

日帰りで帰ってこれる山登りが中心となっています。
山に登られる方は地元の警察や登山地図を参考に登山計画を立ててください。なお、このサイトはあくまで私が見た現地の様子なので、参考程度に御覧下さい。