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馬羅尾山 2009年7月20日
登山口
6:36
大曲り
7:19
稜線
9:10
馬羅尾山
10:02
大曲り
12:36
登山口
13:19
 

馬羅尾山に登るために地図を購入して事前研究を行う。
頂上付近は等高線の間隔が狭くて岩もあるようなのでダイレクトに登るには無理っぽい。
そうなると沢から稜線に這い上がって頂上を目指すのがスマートだと思うけど、ネットで情報を得られないので現地で確認しながら進む事にした。

有明山の表登山口にやってきた。車が1台だけ停まっていたけど釣り師のようである。

良く踏まれた登山道を歩いて大曲りを目指す。途中に3箇所ほど橋があったけど、どこも滑りやすくて怖い。
大曲りで地図を眺め、これから進む方向を確認してから沢を登り始めるが、すぐに二股となったので右側の沢へと進み、どんどん登っていく。

滝が現れるたびにクマザサの中に突入して巻いていく。巻き道には新しい踏跡があって焦ったけど、沢の上部へ行くと猿の群れがいた。踏後の正体が分かったので一安心するが、稜線まで導いてくれないのでクマザサに掴まりながらゆっくり高度を稼ぐ。

やっとの思いで稜線に到着したが、帰りはロープが無いと厳しい状態である。
とりあえず下降地点に目印を設置してモンキー街道に乗る。奴等は背が低いので石楠花の密集地でも問題なく通れるが、1分間に2mほどしか進めない場所もあってなかなか厳しい。
クマザサが増えてくると歩きやすい薮となり、しばらくすると馬羅尾山の頂上に到着した。

山頂付近には目印などは見当たらず、三角点もどこにあるのか分からない。木の隙間から清水岳や東餓鬼岳も見えるけど展望の悪いピークである。

のんびりしてから来た道を戻る。沢の下降地点まで問題なく下れたけど、ここからはクマザサをロープ代わりに急降下しなければならない。尾根を下るのも、沢を下るのも、どちらも似たような状況だけど、両手を使わないと下れないので慎重にクマザサを束ねて降りる。

大曲りまで戻り、手袋を見るとボロボロになっていた。僅かな距離だったけど楽しい経験ができた。

 
登山口 大曲り
沢上部 稜線
山頂手前 馬羅尾山 清水岳
下山 手袋